二条院讃岐(92番)千載集 恋2・760 🌊
わが袖は 潮干(しほひ)に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし
〜私の袖は、まるで潮が引いたときでさえ 姿を現さない沖の石のように、
いくらあの人が知らないなんて言ったって、 涙で乾く間もないのですよ。
🌸 二条院讃岐 🌸 にじょういんのさぬき (1141~1217年)
源三位頼政(げんさんみよりまさ)の娘。
はじめ二条院に仕えた後、 藤原重頼(しげより)と結婚。
その後、後鳥羽天皇の中宮、 宜秋門院任子 (ぎしゅうもんいんにんし)にも仕える。
晩年は以仁王の挙兵事件の関係で出家しました。
二条院讃岐様のお父上は鵺退治で有名な源頼政公です。
「ヒョー…ヒョー…」という不気味な鳴き声ともに黒煙が立ち上っていた。
この不気味な出来事に天皇は恐れおののき、とうとう床にふせってしまいます。
ただごとではない事態に側近たちは
弓の達人である源頼政に鵺を退治して欲しいと願い出ることに。
頼政が清涼殿へ到着すると、夜空は黒煙に覆われ、鵺が現れる。
すかさず頼政は鳴き声のする方へ向かって矢を射ると、見事に鵺に命中!
鵺はそのまま二条城の北方へと落下しました。
鵺が落ちる方向へ追いかけ、矢を射られて弱っている鵺を頼政の家来が見つけると、
とどめを刺した。
鵺が退治されたそれ以降、天皇の容態は安定し、たちまちに復活したことで頼政は、
↓獅子王です🌟
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