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源氏物語&古典文学を聴く🪷〜少納言チャンネル&古文🌿

少納言チャンネル🌷は、古典や漢文、文学の朗読を動画にしています。 🌼 音読で脳トレ&リラックスしましょ🍀

2023-11-05から1日間の記事一覧

なにがしの院に行く源氏【源氏物語 夕顔42 第4帖 8】そのわたり近きなにがしの院におはしまし着きて‥

白き袷、薄色のなよよかなるを重ねて、 はなやかならぬ姿、 いとらうたげにあえかなる心地して、 そこと取り立ててすぐれたることもなけれど、 細やかにたをたをとして、 ものうち言ひたるけはひ、 「あな、心苦し」と、 ただいとらうたく見ゆ。 心ばみたる…

どちらかが狐なんだろうね🦊騙されていればいいじゃない【源氏物語 41 第4帖 夕顔 7】げに、いづれか狐なるらむな。ただはかられたまへかし

君も、 「かくうらなくたゆめてはひ隠れなば、 いづこをはかりとか、 我も尋ねむ。 かりそめの隠れ処と、 はた見ゆめれば、 いづ方にもいづ方にも、 移ろひゆかむ日を、いつとも知らじ」 と思すに、 追ひまどはして、 なのめに思ひなしつべくは、 ただかばか…

夕顔の女人の元に 顔を隠し変装をして通う源氏【源氏物語 40 第4帖 夕顔 6】御装束をもやつれたる狩の御衣をたてまつり、さまを変へ、顔をもほの見せたまはず、夜深きほどに、人をしづめて出で入りなどしたまへば‥

「たしかにその車をぞ見まし」 とのたまひて、 「もし、かのあはれに忘れざりし人にや」と、 思ほしよるも、 いと知らまほしげなる御気色を見て、 「私の懸想もいとよくしおきて、 案内も残るところなく見たまへおきながら、 ただ、我れどちと知らせて、 物…