google.com, pub-8944455872984568, DIRECT, f08c47fec0942fa0

源氏物語&古典文学を聴く🪷〜少納言チャンネル&古文🌿

少納言チャンネル🌷は、古典や漢文、文学の朗読を動画にしています。 🌼 音読で脳トレ&リラックスしましょ🍀

2023-10-25から1日間の記事一覧

源氏の童姿を惜しむ帝【源氏物語 10第1帖 桐壷 10】この君の御童姿、 いと変へまうく思せど、十二にて御元服したまふ。

この君の御童姿、 いと変へまうく思せど、 十二にて御元服したまふ。 居起ち思しいとなみて、 限りある事に事を添へさせたまふ。 一年の春宮の御元服、 南殿にてありし儀式、 よそほしかりし御響きに落とさせたまはず。 所々の饗など、 内蔵寮、穀倉院など、…

藤壺の宮の入内🌸【源氏物語9 第一帖 桐壷 9】藤壺と聞こゆ。げに、御容貌ありさま、あやしきまでぞおぼえたまへる。

母后、 「あな恐ろしや。 春宮の女御のいとさがなくて、 桐壺の更衣の、 あらはにはかなくもてなされにし例もゆゆしう」と、 思しつつみて、 すがすがしうも思し立たざりけるほどに、 后も亡せたまひぬ。 心細きさまにておはしますに、 「ただ、わが女皇女た…

高麗人《こまうど》の観相【源氏物語 第1帖 桐壺 8の2】高麗人の参れる中に、かしこき相人ありけるを聞こし召して、宮の内に召さむことは、宇多の帝の御誡めあれば、いみじう忍びて、この御子を鴻臚館に遣はしたり。

そのころ、高麗人の参れる中に、 かしこき相人ありけるを聞こし召して、 宮の内に召さむことは、 宇多の帝の御誡めあれば、 いみじう忍びて、 この御子を鴻臚館に遣はしたり。 御後見だちて仕うまつる右大弁の子のやうに思はせて 率てたてまつるに、相人驚き…