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源氏物語&古典文学を聴く🪷〜少納言チャンネル&古文🌿

少納言チャンネル🌷は、古典や漢文、文学の朗読を動画にしています。 🌼 音読で脳トレ&リラックスしましょ🍀

2024-01-24から1日間の記事一覧

【源氏78 第五帖 若紫21】若紫は不安で泣く。寝ていた女王を抱き上げて連れていく。困惑する少納言であったが同行する。不安になった若紫の女王は泣く。

【古文】 君は何心もなく寝たまへるを、 抱きおどろかしたまふに、 おどろきて、宮の御迎へにおはしたると、 寝おびれて思したり。 御髪かき繕ひなどしたまひて、 「いざ、たまへ。宮の御使にて参り来つるぞ」 とのたまふに、 「あらざりけり」 と、あきれて…

【源氏77 第五帖 若紫20】兵部卿の宮が女王を迎えに来ることになった。源氏は左大臣家に行っていたが 惟光からその事を聞いて 女王を二条院に迎える。

【古文】 「宮より、 明日にはかに御迎へにとのたまはせたりつれば、 心あわたたしくてなむ。 年ごろの蓬生を離れなむも、さすがに心細く、 さぶらふ人びとも思ひ乱れて」 と、言少なに言ひて、 をさをさあへしらはず、 もの縫ひいとなむけはひなどしるけれ…

【源氏76 第五帖 若紫19】祖母が亡くなり悲しむ紫の君。父宮は 女王を慰めるものの、祖母が亡くなって深い悲しみに沈んでいる。源氏の代わりに 惟光が宿直をする。

【古文】 「何か、さしも思す。 今は世に亡き人の御ことはかひなし。 おのれあれば」 など語らひきこえたまひて、 暮るれば帰らせたまふを、 いと心細しと思いて泣いたまへば、 宮うち泣きたまひて、 「いとかう思ひな入りたまひそ。 今日明日、渡したてまつ…

【源氏75 第五帖 若紫18】源氏、兵部卿の宮は荒れた邸にいる女王に心動かされる。

【古文】 いと忍びて通ひたまふ所の道なりけるを思し出でて、 門うちたたかせたまへど、聞きつくる人なし。 かひなくて、御供に声ある人して歌はせたまふ。 「朝ぼらけ霧立つ空のまよひにも 行き過ぎがたき妹が門かな」 と、二返りばかり歌ひたるに、 よしあ…