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源氏物語&古典文学を聴く🪷〜少納言チャンネル&古文🌿

少納言チャンネル🌷は、古典や漢文、文学の朗読を動画にしています。 🌼 音読で脳トレ&リラックスしましょ🍀

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

🍁能因法師(69番)後拾遺集 秋・366 🍂 嵐吹く みむろの山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり

能因法師(69番)後拾遺集 秋・366 嵐吹く みむろの山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり 〜激しい風によって 吹き散らされた三室の山のもみじ葉は、 やがて竜田の川に散り、 水面を錦織の布のように 鮮やかに彩っているよ 能因法師 のういんほうし (988…

【三条院 】(68番)後拾遺集 雑1・860 🌙心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな

【三条院 】(68番)後拾遺集 雑1・860 心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな 〜自分の本心に反して、 思うままにならないつらい世の中。 生き永らえていたならば、 その時はきっと恋しく思い出すに違いない。 今夜のこの美しい月の…

【周防内侍 】(67番)千載集 雑・961 🌹春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなくたたむ 名こそをしけれ

【周防内侍 】(67番)千載集 雑・961 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなくたたむ 名こそをしけれ 春の夜のはかない夢のように、 あなたの腕を枕にしたりして、 それでつまらない噂が 立つことにでもなれば、 それがまことに残念なのです。 周防内侍 すお…

💠前大僧正行尊 66番 金葉集』雑・556 もろともに あはれと思へ山桜 花よりほかに 知る人もなし🌸

前大僧正行尊 66番 金葉集』雑・556 もろともに あはれと思へ山桜 花よりほかに 知る人もなし 〜私がお前に親しみを感じるように、お前も一緒に私のことを 懐かしく思っておくれ。 山桜よ。お前以外に私の心を 本当に知ってくれるものは いないのだから。 前…

相模(65番)後拾遺集 恋・815 💠恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ

相模(65番)後拾遺集 恋・815 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ 〜つれない人を恨み悲しんで流す涙で、 乾くときもないこの袖さえ 朽ちずに残っているのに、 恋の噂で朽ちてしまう私の名が 惜しいことです。 相模 さがみ (99…

🌿権中納言定頼(64番)千載集 冬・419 🍃朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる瀬々の網代木

権中納言定頼(64番)千載集 冬・419 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる瀬々の網代木 〜朝、だんだんと明るくなってくる頃、 宇治川に立ち込めた川霧が とぎれとぎれに晴れていき その霧の間から、しだいに現れてくる あちらこちらの川瀬に仕掛…

左京大夫道雅(63番) 後拾遺集 恋・750 🍃今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな

左京大夫道雅(63番) 後拾遺集 恋・750 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな 〜今となっては、 あなたへの想いをあきらめてしまおう ということだけを、 人づてにではなく言う方法が あってほしいものだ。 藤原道雅 ふじわらのみ…

🌿清少納言(62番) 後拾遺集 雑・940 🍃夜をこめて 鳥の空音は 謀るとも よに逢坂の 関は許さじ

清少納言(62番) 後拾遺集 雑・940 夜をこめて 鳥の空音は 謀るとも よに逢坂の 関は許さじ 〜夜がまだ明けないうちに、 鶏の鳴き真似をして人をだまそうとしても、 函谷関(かんこくかん)ならともかく、 この逢坂の関は決して許しませんよ。 (だまそうと…

伊勢大輔(61番)詞花集 春・29 🌸いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな

伊勢大輔(61番)詞花集 春・29 いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな 〜いにしえの昔の、奈良の都の八重桜が、 今日は九重の宮中で、ひときわ美しく 咲き誇っております。 伊勢大輔 いせのたいふ いせのおおすけ(生没年未詳) 大中臣輔…

🪷小式部内侍 60番🪷 大江山 いく野の道の 遠ければまだふみもみず 天の橋立🌼 

大江山 いく野の道の 遠ければまだふみもみず 天の橋立 〜大江山を越え、 生野を通る丹後への道は遠すぎて、 まだ天橋立の地を踏んだこともありません。 母からの手紙も見てはいませんよ。 小式部内侍 こしきぶのないし (1000?~1025) 橘道貞(たちばなの…

赤染衛門(59番)後拾遺集 恋・680 🌙やすらはで 寝なましものを 小夜更けて  傾くまでの 月を見しかな

赤染衛門(59番)後拾遺集 恋・680 やすらはで 寝なましものを 小夜更けて 傾くまでの 月を見しかな 〜貴方がおいでになる気配がなければ ためらわずに寝てしまいましたものを。 あなたをお待ちしていたばかりに 西の空に沈んでいく月までも 見てしまいまし…

🌿大弐三位(58番)後拾遺集 恋二・709 有馬山 猪名の笹原 風吹けば  いでそよ人を 忘れやはする🍃

大弐三位(58番)後拾遺集 恋二・709 有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする 〜有馬山の近くの猪名(いな)にある、 笹原に生える笹の葉が そよそよと音をたてる。 まったく、そよ(そうですよ) どうしてあなたのことを 忘れたりするもので…

🌸紫式部(57番)新古今集 雑上・1499 🌙めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな

紫式部(57番)新古今集 雑上・1499 めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな 〜久々に再会できたと思ったのに、それが幼馴染の貴女なのかどうか 雲に隠れる夜中の月みたいに、はっきり分からないうちに帰ってしまったよ。 紫式部…

🌹和泉式部(56番)後拾遺集  恋・763 🪷あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな

和泉式部(56番)後拾遺集 恋・763 あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな 〜私はもうすぐ死んでしまうことでしょう。 私のあの世への思い出になるように、 せめてもう一度なりとも あなたにお会いしたいのです。 和泉式部 い…