【皇嘉門院別当】88番 千載集 恋三・807
🌊難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき
〜刈ったあとの一節の根のように 短い仮寝の一夜だけのために、
難波江の名物「みをつくし」でもあるまいに
私は身を尽くして 一生恋することになるのでしょうか。
🌸 皇嘉門院別当 🌸こうかもんいんべっとう (12世紀ごろ)
太皇太后宮亮(たいこうたいごうぐうのすけ) 源俊隆(としたか)の娘。
崇徳院皇后(皇嘉門院)聖子(せいし)に仕えた。
生没年は不詳
澪標(みおつくし)とは
船の安全のため、河口などで浅くて船の航行が不可能な場所を示すために、
船の航路の指す澪(みお)と境界に並べて設置され、航路を示す標示の事です。
また「身を尽くす」を指す掛詞としても使われておりました。
💠別当とは?〜
本官のある者が別に職を担当する意ですが,のちには専任の長官をもさしました。
蔵人所 (くろうどどころ) ・検非違使 (けびいし) などの令外官 (りようげのかん) や,院庁の長官,鎌倉幕府の侍所 (さむらいどころ) ・政所 (まんどころ) の長官がその例。
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